ラジオリスナー日記*つボイノリオの聞けば聞くほど
「つボイノリオの聞けば聞くほど」はCBCラジオで月曜日から金曜日の9時〜11時55分に放送されている朝のワイド番組です。
パーソナリティ
パーソナリティは名曲「金太の大冒険」でお馴染みのつボイノリオさんと、CBCアナウンサーの御局的存在の小高直子アナウンサーです。
つボイ・小高の名コンビ
つボイノリオさんは現在のラジオ界で最も尊敬されている人物の一人であるにも関わらず、長年に渡り確立したトークのスタイルを全く変えません。
そしてハガキやメール全てに目を通し付箋を付けてジャンル毎にアーカイブしているそうです。
そのため10数年前のハガキが突如として陽の目を見る事もあります。
小高直子さんはつボイノリオさんやリスナーの下ネタにも全く動じる事無く、更に下ネタを上乗せする勢いで番組に箔を付けています。途中で産休や病気療養もありましたが長年しっかりとつボイノリオさんのパートナーを務めています。
市松模様をいちもつ模様と言ったり伝説は数多くあります。
これが番組グッズにもなった”いちもつ模様”です。
9時台
9時台はリスナーからの大量のお便りを日々の世の中の出来事と絡ませて紹介します。
つボイノリオさんが小芝居を織り交ぜたり色んな数字を「69」にからめたり、意外な曲をBGMに使ったりとお便りをより一層際立たせます。
ちなみに、6月9日や二十四節気の啓蟄や小満は番組もリスナーもお祭り騒ぎです。
リスナーからのハガキやメールも中々の内容で世の中には教養のある人がたくさんいる事に気付かされます。
9時半過ぎに近石真介さんの「はがきでこんにちは」を挟みます。
「はがきでこんにちは」はTBSラジオ製作の番組なのですが、東海地区の方のお便りが非常に多いです。これも「聞けば」が多くの人に聴かれているからだと思います。
10時台
9時台の最後のコーナー「ゆく9時、くる10時」が終わると看板コーナー「10時のツボ」が始まります。
リスナーのお便りで綴るのですが、下ネタが非常に多いです。日替わりでテーマが変わるのですが、主なテーマは、
男と女、麻酔、剃毛、バカ息子、ムカつく相方、嫁姑、虫、ラブホ、トイレ、おっぱい、パンツ、お花畑、オレオレ詐欺
などです。
コーナーのBGMにも凝っていて、”麻酔”の時は増位山太志郎の「そんな夕子にほれました」やラブホの時は「ほたるこい」や「蛍の光」が流れます。
剃毛の時にオリビア・ニュートンジョンの「ジョリーン」が流れるのですが、オリビアの名古屋公演ではこの曲の時は大歓声だったとか。
10時台の終わりに「誰かとどこまで」と言うコーナーがあります。元々は永六輔さんの「誰かとどこかで」が放送されていたのですが、「誰かとどこかで」の終了と同時に「誰かとどこまで」が始まりました。
テーマソングは「誰かとどこかで」が尺八での「遠くへ行きたい」に対して「誰かとどこまで」は尺八での「金太の大冒険」となっています。
11時台
以前は「テレフォン人生相談」と「テレフォン人生相談」の感想をリスナーが投稿する「テレフォンウォッチャーが行く」だったのですが、今は「ニュースなツボ」が放送されています。
「ニュースなツボ」は話題のニュースは背景を解説するコーナーで小高さんが解説してつボイノリオさんがつっこんだりボケたり。また、つボイノリオさんの博識ぶりが発揮される事もあります。
「聞けば」リスナー
この番組のリスナーは世の中をしっかり見ている人が多いです。
タイムリーなお便りがどんどん紹介されます。
また、ラジオネームがとても面白く、永六輔さんも感心していた程です。
リスナー同士の繋がりもあり、つボイノリオさんと小高さんも参加のリスナー集会も定期的に開催されています。
東海地方のリスナーが中心ですが、近畿地方のリスナーもたくさんいます。
恐らく、つボイノリオさんが以前KBS京都で放送していたハイヤングKYOTOのリスナーが多くいるのではと思います。京都でもCBCラジオは聴けますし、夜は愛知県でもKBS京都をキレイに受信できますから。
しかし、最近はつボイノリオさんや小高さん政治思想についての批判が良く送られてきます。
また、つボイノリオさんもそのお便りにもしっかりと自身の考えを述べられます。
つボイノリオは最高のラジオ職人
つボイノリオさんほど一人ひとりのリスナーと向かい合うパーソナリティは他にいません。
桂吉弥さんやメッセンジャーあいはらさんなどつボイノリオさんに憧れてラジオをしているパーソナリティもいます。
番組の大半の時間をリスナーからのお便りの紹介に使い、そのお便りから拾い上げた世の中の少し変な事をトレンドに仕立てる。
それに触発されたリスナー が次々とお便りを送ります。つボイノリオさんが面白いお便りをリスナーが書く様に仕向けて、それが見事に循環するのです。
それはまさにラジオの職人です。
常にリスナーと共にいる。それがつボイノリオさんなのです。