鈴鹿峠旧道 時が止まっているような道 ①
梅雨が明けて天気が良いのでバイク通勤も楽しくなってきました。少し暑いですが。
国道1号線鈴鹿峠
私は毎日通勤で鈴鹿峠を通っています。
鈴鹿峠とは滋賀県甲賀市と三重県亀山市にまたがる国道1号線の峠です。
以前はかなりの交通量を誇る峠道でしたが新名神高速の開通で通る車も疎らになりました。
滋賀県側に峠を降りて行くと坂上田村麻呂を祀ると言われる田村神社があります。
三重県側に峠を降りて行くと東海道の宿場街である関宿があります。ここは三関のひとつと言われる鈴鹿関があったとされています。
滋賀県側も三重県側もお茶の生産が盛んで茶畑が広がっています。
旧道に入ってみると
帰宅途中になんとなく国道1号線の旧道に入ってみました。
民家が通り沿いにたくさん建っているのですが、よくよく景色を見てみるとあちらこちらに国道1号線だった頃の痕跡が残っているではありませんか。
一旦通り過ぎたのですが思わず来た道をもう一度引き返してしまいました。
40高中!!
これはおそらく”40高中”と書かれた道路表示の痕跡と思われます。
私が免許を取ったときにはすでに道路交通法が改正されていて、40高中という表示はなくなっていました。
ということは昭和の時代からこの道路表示は残っていると言うことではないでしょうか。
寂しげな感じがしますが、何かノスタルジックな感じもして美しくも思えます。
ゴツい縁石
これは路肩の縁石だろうと思います。
コケに覆われていますが力強さを感じます。
こんなのに激突したらひとたまりもありませんね。
おそらくカーブや路肩が弱く転落していきそうな場所にはこのような強固な縁石が設置されていたのでしょう。
よく見ると何やら小さなコンクリートの杭のようなものが建てられています。
ここは鈴鹿国定公園。小学生の時、社会で習いました。
近づいて見てみると国定公園を示す杭のようです。
そう、ここは鈴鹿国定公園と言う区域なのです。
特別地域と書かれています。
それにしても、個性的なフォントで彫られています。
これも年代物なのでしょう。
写真を撮っていると…
写真を撮っていると何かに見られてるような気配がして山の斜面の方を見てみるとお猿さんがこちらを見ていました。
昼間の鈴鹿峠ではお猿さんをよく見かけます。
iPhoneを向けてお猿さんを撮ろうと思いましたが逃げられてしまいました。
鈴鹿峠は深夜になると鹿が大量に出てきます。
車やバイクで通られる方は要注意です!