message in a bottle

大好きなラジオ、音楽、街、スポーツ、家族の事。 そして自分の忘れたくない事を綴ります。

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ギタリストの魅力

音楽専門誌などで、アーティストのランキングをよく見かけます。

その中でギタリストのランキングを見てみると、日本と海外の人気ギタリストの違いが鮮明に見えてきます。

音楽文化の違い

ローリング・ストーン誌のランキングを見てみると、常に上位にいるのはジミ・ヘンドリックス、三大ギタリストのクラプトン、ベック、ペイジ、キース・リチャーズ、エディ・ヴァン・ヘイレン、デュアン・オールマン、3大キングのアルバート、BB、フレディ、チャック・ベリー、ピート・タウンゼントあたりです。

日本の音楽誌では、ポール・ギルバート、ヌーノ・ベッテンコート、スラッシュ、イングヴェイ、ジョージ・リンチ、クリス・インペリテリ、ダイムバック・ダレル、ウリ・ジョン・ロートあたりが常連でしょうか。

少し私の偏見も混ざっていますが。

海外、とりわけアメリカではブルースが根底にあるのが人気なのでしょうか。

実に幅広く選ばれている気がします。

日本の場合、早弾きのテクニックが重視されるのでしょう。3大キングなんて絶対登場しません。ジャンルの幅も狭く感じます。

テクニックだけが魅力ではない。

私の考えですが、ギタリストの魅力は決して早弾きだけではないと思います。

良い意味でのマンネリズムがギタリストの魅力では、と思います。

「これこれ、このフレーズ!」という様なプレイがあるとファンは嬉しいものです。

もちろん、上に挙げたギタリストは早弾きだけではないですが。

アンガス・ヤング

例えば日本のランキングではAC/DCのアンガス・ヤングはまず、ランクインしません。彼は難度の高いプレイはあまりせず、解りやすく非常にタイトでエモーショナルなプレイをします。

リフも単純明解で自然と体が揺さぶられます。

彼の評価は日本では低い様な気がします。

でも、アンガス・ヤングのプレイはエキサイティングですよね。マンネリなプレイといえば身もふたもないですが。

彼のプレイを見たことの無い人は是非見て聴いて欲しいです。

back in blackなんて世界中で名盤との評価があります。

ギタリストのタイプ

ギタリストには、テクニック以外の部分で二つタイプが居ると思います。

キース・リチャーズの様にストーンズというバンドの中で自分らしさを表現するタイプとイングヴェイやスティーヴ・ヴァイの様にバンドであろうが、なんであろうが全て自分のカラーに変えてしまう。

あっ、二人ともアルカトラスですね。

海外では前者、日本では後者の人気がでるのですね。

いろんなジャンルを知る

我々日本人ももっと色々なジャンルを聴いて味わいのあるプレイを知るともっと音楽を楽しめるのでは無いでしょうか。

アメリカなんて、ロックと同じくらいカントリーやブルースが聴かれています。

そう思うと、日本のミュージックシーンはまだまだ成熟できていないと思います。

私もさっそく三大キングとAC/DCを聴き直してみる事にします。