秋山拓巳投手10勝目!阪神タイガース
阪神タイガースの秋山拓巳投手がプロ8年目にして10勝目をあげました。
ルーキーイヤー2010年
秋山拓巳投手のルーキーイヤーは、 真弓阪神の2年目で、3年連続で開幕投手を務めた安藤投手の不振や、能見投手、岩田投手の怪我による離脱、期待されたフォッサム投手が機能しないなど先発陣の駒不足が深刻でした。
このシーズンの先発投手でフル稼働したと言えるのは久保康友投手と、途中入団のスタンリッジ投手の2人だけだったように記憶しています。下柳投手も登板回数は少なめでしたし、現在虎の大黒柱とも言えるメッセンジャー投手は開幕当初は中継でした。
この厳しい台所事情の中、先発を任せられる右の本格派として白羽の矢が立ったのが秋山拓巳投手でした。
高卒ルーキーとは思えない骨太な体の秋山投手が、 1軍に合流するために電車に乗って、つり革を持って立っている写真がスポーツ紙に載っていたのを思い出します。
このシーズンは8月からの1軍合流で4勝を挙げていたので、次のシーズンでの期待が非常に大きかったと思います。
2年目以降のシーズン
2年目以降のシーズンは怪我があったり、2軍では良い成績を残せても、1軍では味方のリードを守れなかったり、勝負どころで失点をしてしまうと言う辛いシーズンが続きました。
それでも戦力外にならなかったのは、恵まれた体格と右の本格派と言うことで、タイガースの首脳陣の期待が大きかったと言うことと、秋山投手の野球への取り組みが評価されていたのだと思います。
2017年先発投手として復活!
そして今シーズン、見事に先発投手として帰ってきました。キャンプの時から今年の秋山投手はすばらしいと評論家やOタイガースのOBの方々は口を揃えて言っていました。
当初はマスコミの話題作りかと思っていましたが、いやいや蓋を開けてみればびっくり!今シーズンはついに10勝目に到達しました。
素晴らしいコントロール
今シーズンの秋山投手はフォアボールが非常に少なく常に落ち着いた気持ちで投げているように思います。
一球一球を大切にしている感じがして、丁寧な投球を心がけている印象を受けます。
そして、ルーキーイヤーと変わらない爽やかさが素敵です。
高卒で入団しているからまだ26歳ですもんね。
復活のきっかけは藤川球児!
秋山投手の復活の舞台裏には藤川球児投手のアドバイスがあったようです。
「球速を意識し思い切り、腕を振って投げてみろ。球速を出して、今後、使ってもらえるようなものを見せないと」
と言うようなアドバイスであった様です。
ピークを過ぎたとは言え藤川球児投手の存在と言うものは、阪神タイガースにとって大きな意味を持つものと言うことを改めて理解しました。
藤川球児投手、戻ってきてくれてありがとう!
ここからが秋山投手の正念場
9月に大失速してしまうのがここ数年の阪神タイガースの恒例になってしまっています。
シーズンを消化していく中で、疲労が溜まっていくこの時期、いかに踏ん張れるかが試されます。
この10勝にあと何勝を上乗せできるか。非常に楽しみです。
打線も秋山投手をしっかりと援護してやっていただきたい!
秋山投手、期待していますよ!