私の暮らす街に残る、戦争の記憶。
8月がやってきました。
今年の8月も暑い日が続きそうです。
日本人にとって特別な8月。
日本には様々な思想の人がいますが、太平洋戦争が終結した8月は全ての日本人にとって、戦争と平和について考えたり、思いを巡らしたりする特別な1カ月で有ると思います。
戦争を知らない私達。
とはいえ、戦争を知らない世代の私達は平和が大切な事は学びますが、平和が当たり前で戦争に対するリアリティが無いのも事実です。
悪い言い方をすれば平和ボケとも言えます。
意外と身近に戦争の遺産が…
しかし、街中を良く見てみると意外な所に戦争の遺産が残っているものです。
この写真は私の暮らす滋賀県東近江市に残る掩体壕(えんたいごう)という戦闘機を格納して、空襲から機体を守る施設です。東近江市には形を留めている掩体壕が二つあります。
やはり写真で見るより実際に見た方が迫力があり胸に迫るものがあります。
四国や九州にはたくさん残っているそうですが、近畿地方には他に八尾市に一つ残るだけだそうです。
しかし、手入れがされずに放置されているので草木に覆われ、今にも崩壊しそうです。
東近江市には飛行場があった。
東近江市には終戦まで飛行場があったようです。
この沖原神社は陸軍八日市飛行場の守護として建立されたそうです。
ゼロ戦の絵が奉納されていました。
昭和二年七月三十日建立とされています。
沖原神社の境内にあるこの柱は、旧陸軍八日市飛行場の飛行第三連隊の正門らしいです。
戦時中は兵隊さんがここから戦場へ旅立って行かれたのでしょう。
今はお年寄りがゲートボールやパターゴルフをしていました。
街の中心部には…
街の中心部には大凧会館という凧の展示をしている施設があります。
東近江市は巨大な凧で有名です。
大凧会館の敷地内には旧陸軍の敷地を示す標柱がいくつも残っています。
陸軍省と彫られています。
ここには京都憲兵隊八日市分置隊という憲兵隊の施設があったそうです。
結構身近に戦争の記憶がまだまだ残っています。
身近な戦争の遺産を巡るのもなかなか良いものです。
他にも東近江市にはたくさんありそうなのでまた探して見たいです。
今とは違う戦時中に思いを巡らすと、自分の今の暮らしの有り難さが良く分かります。
そして我が日本で戦争があったという事実を感じる事ができます。
どんな理由であれ、戦争はしてはいけません。
あなたの街にも戦争の遺産は残っていると思います。散歩のついでに探して見られたらと思います。
また、滋賀県東近江市にも是非ともお越しください。