message in a bottle

大好きなラジオ、音楽、街、スポーツ、家族の事。 そして自分の忘れたくない事を綴ります。

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長崎原爆の日、朝刊コラム読み比べ

今日は長崎の原爆の日です。

私は長崎に行った事がありません。

行かなければならないと思っています。

長崎に行かないと感じられない事もあると思うとです。

今朝の私が読める範囲の朝刊各紙の朝刊コラムを読んで驚きました。

毎日新聞、余録

  • 安倍内閣の状況をかっぱ寿しのCMになぞらえて解説。
  • 安倍内閣の本気度を問う内容。

朝日新聞 、天声人語

  •  原爆投下から25年後、子ども向けの雑誌に全身ケロイドの怪獣が掲載、「ひばくせい人」との説明が添えられた。出版社は批判を浴び、社会問題に。
  • 長崎での被爆体験を持つ作家の林京子さんが作品で取り上げている。「これはこれでいい。漫画であれピエロであれ誰かが何かを感じてくれる」。原爆が風化しているとの危機感ゆえ。
  • 被爆30年後の私小説『祭りの場』にある▼語り部と呼ばれた作家は、今年2月に他界するまで原爆を書き続け、問い続けた。女学校時代に動員された兵器工場での被爆体験。原爆症をいつ発症するかと、おびえる日々。
  • 半年ごとの診断で「異常なし」と記入されるのが何よりありがたく、「次の定期診断の日まで生きられる……六カ月の保証を信じて、ひたすら生きた」。白血球の減少が指摘されたときは空に手をあわせた。「せめて息子が中学生になるまで、生かして下さい」
  • 核兵器がいかに非人道的か。どのように人間を破壊するか。実相を知る人たちがこの世を去る。語り継ぐことの重みをかみしめる。
  • 「体験しなければわからぬほど、お前は馬鹿か」。絵画により原爆を告発した故・丸木俊(とし)さんの言葉。原爆も、戦争も。いまを生きる私たちに投げかけられた警句であろう。

産経新聞、産経抄

  • 石川啄木の借金のエピソードから山梨市の市長逮捕や地方自治体の債務の話し。

日本経済新聞、春秋

  • 日本を取り巻く安全保障環境と2017年の防衛白書。
  • 中国と北朝鮮の動向
  • 南スーダンPKOの日報問題の重要性
  • 日米同盟強化と国際社会との連携

4紙中1紙のみ

私が読んだ4紙のうち、長崎の原爆の日を取り上げているのは朝日新聞の天声人語のみです。

必ず取り上げなければいけないという決まりはないのですが、これが世間の温度を示している様な気がします。

私がそう感じるだけ?

ラジオを聴いていると今日のニュースヘッドラインのトップは長崎の原爆の日の話題です。

でも、朝刊コラムがこの様になっているのは違和感を感じます。

広島の原爆の日にはあり得ない事ではないでしょうか。

私は長崎も忘れない

長崎は広島に比べ被害の規模が小さいです。

しかし、広島の後という事は、大変な事になるとわかった上で投下されています。

私はオバマさんには長崎も訪問して欲しかった。

私も忘れない様に長崎を訪れたいです。

広島に投下された原爆との違い

広島原爆はウラン型で長崎原爆はプルトニウム型で原子爆弾自体の破壊力は、長崎原爆の方が強力です。

長崎の方が死者や消失面積が少ないのは時間帯、地形、街の人口など様々な要因がある様です。

しかし長崎でも数ヶ月で7万人の死者を出し、その後の死者を加えると15万人に上ります。

この死者数はとんでもない数字です。

怒りの広島、祈り長崎

世界で原子爆弾は2度使われました。

今のところ、最初が広島で最後が長崎です。

当たり前ですが。

この先も長崎が最後である様に祈りましょう。

夏の高校野球、彦根東高校1回戦突破!

台風5号の接近、通過により1日順延となっていた夏の高校野球の開会式が昨日行われ、第一試合に我が滋賀県代表の彦根東高校が登場しました。

赤備えの応援団

彦根東高校の応援団が陣取る1塁側は見事なまでに真っ赤っ赤でした。

赤いTシャツ、赤い帽子、赤いタオル、赤いうちわ。

そうです、井伊の赤備えです。

赤いうちはにもしっかりと「赤鬼魂」と書かれていました。

対戦相手は長崎、波佐見高校

対戦相手の長崎代表、波佐見高校は阪神タイガースの松田遼馬投手の出身校でもあります。

 3度目の夏の甲子園出場で、強力な打線が魅力的なチームです。

 2回表に波佐見高校4番内野選手が、大会第1号となるソロホームランを放ちました。見事なまでの4番の仕事です。

一進一退の好ゲーム

彦根東高校も2回裏にしっかりと1点を返すものの、3回表に再び1点リードをされてしまいます。

そして3回裏、エラーとエンドランで一、三塁としたところで 6番吉本選手が、バスターからのホームラン!再び逆転をします。

しかし、波佐見高校も 6回表に1点、7回表に2点とまたまた逆転してしまいます。

 

 9回裏にドラマが! 

彦根東高校の増居投手は打たれながらも大きく崩れることなく粘りました。

 8回、9回と0点に抑えたことが彦根東高校に奇跡を呼び込みました。

 9回裏、彦根東高校は2本のヒットと犠打で一、三塁とし、サードゴロで同点に追いつきました。

そしてフォアボールで一、二塁としたところで4番岩本選手!

岩本選手は初球を振り抜きライト前タイムリーヒット。

本塁に好返球が帰ってくるも間に合わず、逆転サヨナラヒットなりました。

高校野球の魅力を凝縮したような試合

彦根東高校が見事に勝利を収めましたが、波佐見高校との実力差はまったくなく、勝敗の差は紙一重でした。

波佐見高校にミステイクがあるとするなら、9回のたったひとつのフォアボールでサヨナラの雰囲気を作ってしまったことでしょうか。

波佐見高校の方が球数も少なく、四球も少なくゲームを支配していたのは間違いなく波佐見高校でした。

そして彦根東高校の勝因を挙げるとするならば、小技を絡めた思い切りの良いプレイ、増居投手の160球の粘投ではないでしょうか。

どちらが勝ってもおかしくない名勝負でした。間違いなく今大会のベストゲーム候補でしょう。

彦根東高校吹奏楽部

 8月8日の甲子園球場で熱い応援をしていた彦根東高校吹奏楽部ですが、 8月12日に吹奏楽コンクールを控える中での応援となりました。

彦根東vs青森山田の試合が8月14日なので、少しは余裕ができたかもしれません。

台風による順延が無ければ、12日がコンクールで13日が甲子園と言う強行日程だったのですから。

彦根東高校の吹奏楽部は滋賀県の吹奏楽部の中では優秀な吹奏楽部です。

次の青森山田戦では赤備えの応援席にも注目してみてください。

赤鬼魂!! 

 彦根東高校にとっては次の青森山田戦が正念場になります。

ぜひとも燃えるような赤鬼魂で青森山田と言う大きな壁を突破してほしいです。

がんばれ!彦根東高校野球部、吹奏楽部、赤備え応援団!

 

 

 

 

気付けば先発スタメン!阪神タイガース 大和選手、俊介選手!

広島カープに9ゲーム差をつけられながらも2位をキープしている阪神タイガース。

ここに来て、もはや若虎とは言えない大和選手と俊介選手の存在感が増して来ています。

苦労人、大和選手

大和選手は入団時から守備に関しては評判でした。

しかしファームでは活躍出来てもプロ野球の一軍の壁は高く、一軍初出場は4シーズン目でした。

守備固めでの出場が多く、規定打席数に到達したのは入団から8シーズン目の2013年のシーズンでした。

守備で魅せる大和選手

大和選手は日本球界屈指の守備の名手です。

度々、スーパープレイで魅せてくれますが、実は大和選手だからファインプレイにならない好守もたくさんあると思います。

内野の守備でもきちんと正面で捕球しますし、外野の守備でも前進して落下点に入る場面を良く見かけます。

フェンス際でも躊躇なく走りますし、キャッチしてからスローイングまでが早く、正確な返球をします。

おそらくグラブの中で握り直す事なくスローイング動作に移るのでしょう。

タイムリーヒットを阻止すればタイムリーヒットを打ったのと同じなので、今シーズンの大和選手のチームへの貢献度は非常に高いと思います。

スイッチに挑戦の結果が早くも…

今シーズンからスイッチにチャレンジしている大和選手。

ここまで粘り強く、勝負強い打撃を見せてくれています。

追い込まれてもファールで粘り投手に圧力をかける。今シーズンはそんな場面が多いです。

非力なイメージが強く体力的に1年を通しての活躍が大丈夫か常に心配していましたが、今シーズンの大和選手はその心配は無さそうです。

大和選手の自信はスイッチ挑戦の副産物でしょうか。

ルーキーイヤーは大活躍、俊介選手

俊介選手はルーキーイヤーは攻守とも素晴らしい活躍を見せてくれました。

俊介選手がプロ初本塁打を誕生日に打った時、ブラゼル選手がお客さんにホームランボールを返してとお願いしていた場面が印象に残っています。

エラーも無かった様に思います。

しかし、翌年からは徐々にスタメン起用は減って行き、守備固めやブラゼル選手やマートン選手の代走となる場面がよく見られました。

苦しんだ俊介選手

俊介選手は一塁からの盗塁失敗で、金本選手の連続試合出場を止めてしまったとされていますが、私はベンチが投手を金本選手(当時)の打順に組み込んだ為で、俊介選手には責任は無いと思っています。

おそらく、相当な批判を受けた事でしょう。

しかし、金本選手もビッグハートで俊介選手に気にするなと言っていた様です。

さすがアニキです。

背番号も当初7番を付けていたのですが、西岡選手の加入により現在は68番をつけています。

今は糸井選手が7番ですね。

背番号が変わったあたりが今までの俊介選手の一番辛い時期だったのかな。と思います。

私の娘は甲子園観戦の時は、俊介選手の背番号7番のピンクのユニフォームを着用しています。

2013年は自己最高記録を残したものの、その後はケガもあり低迷していました。

今シーズンの俊介選手

今シーズンは開幕当初は控えでしたが、徐々に首脳陣の信頼を勝ち取り、勝負強い打撃と守備範囲の広い好守を見せてくれています。

この前の日曜日のヤクルト戦では連続2塁打を含む4打数4安打。

今シーズンの俊介選手はリラックスして打席に入れている様に感じます。

ベテランの充実と若手の台頭

昨シーズンブレイクした原口選手、北條選手、高山選手、そして今シーズン期待以上の活躍の糸原選手、中谷選手、大山選手。彼らの台頭が大和選手と俊介選手を刺激したのでしょうか。

また、福留選手、糸井選手、西岡選手、鳥谷選手とタイガースのベテランも充実しています。

糸井選手はケガをしていますが、充実のベテランと強打の若手に挟まれるとピークの時期をベンチで過ごす事になりかねません。

大和選手と俊介選手には持ち前の守備力と勝負強い打撃でしっかりとアピールしてスタメンをキープして欲しいです。

 

 

 

 

広島の原爆の日 朝刊コラム読み比べ

昨日は広島原爆の日でした。

NHKテレビの中継を見ていたのですが、慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」の文字が胸に迫り、自分も含め全人類が反省して肝に命じなければと思いました。

戦勝国、敗戦国、核保有国、非核国関係無しにです。

 

広島原爆の日各紙の朝刊コラムを読み比べてみました。

毎日新聞、余録

  • スマートフォンの地図では無く、紙の地図を広げれば世界の中の自分が見えてくる。
  • 映画「この世界の片隅に」の片渕監督らが作ったロケ地図が人気。
  • 地図は過去と今を結びつけてくれる。
  • 戦後72回目の原爆の日にあたり、世界で起きている事と昔の出来事がどうつながっているか、紙の地図から見えてくるかもしれない。

毎日新聞は直接的な表現を避けつつも、原爆投下前後の広島の変わり様を「この世界の片隅に」を通して例に挙げ、核兵器がじわりと拡散してゆく現実を知らなければならないと訴えています。

非常にソフトな表現です。

朝日新聞、天声人語

  • 冷戦終結後も核兵器が無くならない現実
  • 最近、ムシャラフ元パキスタン大統領がインドへの核攻撃を検討していたと告白。
  • 核には核と言う抑止力の土台の脆弱さを指摘。
  • 指導者が正気を失えばどうなる?最初から疑いたくなる指導者もいる。
  • 核兵器禁止条約を抑止にかわる答えに育てるべき。

朝日新聞は具体的な例を挙げ核抑止の危うさを指摘しています。

骨抜きになりつつある核兵器禁止条約の再構築を訴えています。

産経新聞、産経抄

  • 惨禍を生き延びた人が、生き延びた事を悔いてしまう。
  • 教育も理性も一発の原爆で吹き飛んでしまう。人の尊厳を一瞬で焼き尽くす閃光の罪深さ。
  • スポーツを例に挙げ、武器も取らず、誰をあやめることもなく争うすべを、人類は太古の昔から知っていたというのに。
  • 核開発にひた走る愚かな独裁者がいる一方、日本独自の核抑止力が論じられる危うさ。
  • 惨禍の光を再び許してはなるまい。広島・平和公園の歌碑にはこう刻まれている。〈まがつびよ/ふたたびここに/くるなかれ/平和をいのる/人のみぞここは〉。災厄の神よ、ここには二度と来るな。湯川秀樹博士の詠んだ、痛切な願いである。

産経新聞は、核兵器は人間を心身ともに傷つけると指摘。核の脅威がこれまでになく現実味を帯びていると警告しています。

日本経済新聞、春秋

  • 戦後、広島市の爆心地から北に1キロの広島城の外堀と太田川に囲まれた基町という地区にいえを焼かれた庶民が土地を占拠して不法に建てられたバラック(通称原爆スラム)が建てられていた。
  • 1970年代に不法住宅は全て撤去され住宅難の市民を救済する市営基町高層アパートが建てられる。基町の戦後に一区切りがつけられる。
  • アパートに今も暮らす94歳の女性が平和を願い、太田川の土手に植えた柳が今も残る。
  • 高齢化が進む基町で、柳に込めた平和への願いが若い人に語り継がれることを願う。

日本経済新聞は、戦争や核兵器への言及は避け、庶民の願いと暮らしにフォーカスしています。

各紙の平和への願い

各紙、日頃の主張は大きく違いますが、原爆の日は当然ですが平和を願う内容です。

朝日新聞と産経新聞が抑止力について、よく似た主張をしているのが興味深いです。

オバマ訪問以降の広島

昨年アメリカ合衆国大統領だったオバマさんが、現職大統領として初めて被爆地、広島を訪れました。

1時間足らずの滞在でしたがとても大きな意味があったと思います。

昨年の原爆資料館の来館者は過去最高だったと聞きます。

オバマさんが原爆資料館に足を運び、慰霊碑に献花する様子を見た多くのアメリカ人、そして世界中の人々が広島を訪れてくれる事でしょう。
被爆者の方々と語らい抱擁する様子は感動的であり、まさか自分が生きている間にこの様な光景を目にするとは思いもよらない事でした。

そして、とても印象深いスピーチがありました。
科学の進歩で便利な世の中になり、多くの命が救われる一方、それを戦争に利用してしまい、あらゆる物を破壊し人の命までも奪うという人間の矛盾を指摘し、科学の進歩に合わせた人間のモラルの進歩を促すと言う内容でした。
子どもという言葉もたくさん出てきました。それは自分の世代では成し得ないことを次の世代に託したいという思いがあったのではないでしょうか。
核なき世界を訴えながら、一度手にした核兵器を手放す事の難しさを痛感してるオバマさんの素直な気持ち、そして被爆者に寄り添う気持ち、未来に向けての希望が込められた、色んな政治的制約が有りながらも、少なからず差別も経験してきたであろうオバマさんならではの心からのメッセージだったと感じました。

我々の日常、また、子どもを取り巻く環境にも便利さとモラルの問題がある様に感じます。

オバマさんの17分のスピーチに終わりの無い宿題を与えられた様な気がします。

 

外国人だけでなく、我々日本人も、修学旅行等で広島を訪れた事があっても、大人になり再び広島を訪れることをお勧めします。自分の中に子供の頃とは違った感情と想いが湧いてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良のシカ捕獲、殺処分のニュースに思うこと

奈良県がシカによる食害対策としてシカの捕獲・殺処分に乗り出したことに対し、自然保護団体が捕獲・殺処分の中止を求める要望書を県に提出しました。

自然保護団体が中止を求める

奈良市のシカは、これまで天然記念物として保護されてきましたが、市の郊外では田畑を荒らすシカが深刻な問題となっています。奈良県は特定の区域に限りシカを捕獲・殺処分することを決め、7月31日から罠を設置していました。これに対し、自然保護団体が「捕獲して殺処分するのは残酷だ」として県に中止を求める要望書を提出しました。

シカによる農作物の食害

シカの食害は奈良だけでなく、全国的に問題になっています。

農作物の被害は農家の生活を圧迫します。

生活の糧として、水をやり、肥料をやり、雑草をむしり、手塩にかけて育てた農作物が収穫される事無く、シカの食害に遭っても補償をしてくれる所はありません。

農家にとっては非常に辛いです。

シカによる森林の被害

シカによる被害は農作物だけではありません。森林にも深刻な被害をもたらしています。

シカは木の皮を食べ、シカの口に届く高さの枝葉や植物が消失してしまいます。

樹皮を食べられた木は枯れてしまいますし、植物による土壌の保水力が失われ土砂災害の原因の一つとなります。

また、林業の生産コストも増大し、日本の林業の競争力が失われます。

最終的には森林にシカの食べ物が無くなり人間の生活エリアまで食べ物を探しに来ます。

そして農作物を食べるのです。

シカによる交通被害

私は通勤で国道1号線の滋賀と三重の県境である鈴鹿峠を毎日往復しています。

深夜に鈴鹿峠を通ると車道を歩くシカを必ず見かけます。

また、車と衝突したシカの死骸や、シカと衝突したり、シカを避けようとして事故を起こし走行不能になった乗用車やトラックもかなり頻繁に見かけます。

人の命も危険にさらされているのです。

増えすぎるシカ

シカが増えすぎる原因は様々あります。

天敵であるオオカミがいなくなった事、野犬が減った事、地球温暖化、ハンター人口の減少などが複合的に絡み合いシカの異常増加につながっているそうです。

冬の道路の凍結防止に散布される「塩化カリウム」がシカに塩分を補給して、寿命が延びているというデータもあるそうです。

動物保護団体は柵の設置を求める

動物保護団体は「無用な殺生は犯罪だと思います。柵を強化することによって(食害の)被害を減らす、こっちに進むべきだと思います」(日本熊森協会・森山まり子会長)との見解を示しています。

私の考えは…

まず柵についてですが、広大な野山が住処のシカを完全に柵で囲おうと思えば凄まじい距離の柵が必要です。

柵の費用負担を農家と行政に強いるのも問題です。

増えすぎるシカを放置して置くと、森林は枯れて保水力が失われ土砂災害が起こります。

そしてシカの食べ物も無くなり、いずれ餓死して行きます。もちろん、他の動物にも影響があります。

死の森になってしまいます。

動物による森林の食害被害の8割はシカに依るものです。

動物保護団体がシカがかわいそうと言うのも分からないでは無いですが、人間が文明社会で生きる限りは人の暮らしがあってこそです。

捕獲・殺処分か放置かどちらが残酷かは冷静に考えればわかる事です。

人間と自然が共存するためにも奈良県の判断は正しいと思います。