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おすすめ洋楽アルバム *カヴァーデイル・ペイジ

Coverdale Page

私のおすすめの洋楽アルバムを紹介します。

カヴァーデイル・ペイジ(1993年)

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 鉛の飛行船×深紫+白蛇

元ディープ・パープル、ホワイトスネイクのデイビッド・カヴァーデイルと、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジのコラボレーションアルバムです。

レッド・ツェッペリン解散後、活動に今ひとつ精彩がなかったジミー・ペイジがデイビッド・カバーデイルのアルバム契約に乗っかる形で実現した作品で、発売当時はカヴァーデイルの声がガラガラで酷いだとか、ジミー・ペイジのギターテクニックが衰えたとか、色々批判がありました。

しかし、良く考えると、レッド・ツェッペリン解散後にジミー・ペイジが出したスタジオアルバムでこれ程意欲的でレッド・ツェッペリンを思い起こさせるアレンジを施している作品は他にはありません。カヴァーデイルの声も渋いし、ジミー・ペイジを復活させた功績は非常に大きいと言えるのではないでしょうか?

よく、ツェッペリンの再来、とか、ツェッペリン風のリフ、とか、ツェッペリン風のリズム、ツェッペリン風のアレンジとか言われますが、結局誰も到達していなかった事に気付かされます。

まさに90年代版レッド・ツェッペリンといえます。

全曲紹介

1曲目のShake My Treeから印象的なギターリフとカヴァーデイルの声が重なり、ギターとヴォーカルの隙間をドラムが埋める。まさにツェッペリン。

否が応でも盛り上がります。

2曲目のWaiting on Youはテンポの良いロックサウンド。カヴァーデイルがシャウトしてます。ギターリフも素晴らしい。

3曲目のTake Me for a Little Whileはシンプルなアルペジオでカヴァーデイルのドラマティックな歌いまわしを際立たすバラード。

カヴァーデイルはやっぱり歌上手いです。当たり前ですが。

4曲目のPride and Joyはアコースティックからラウドなギターリフへ。

メチャクチャカッコいい。

5曲目Over Nowはカシミール的なアレンジ。

6曲目Feeling Hotは激しいロックサウンド。ジミー・ペイジの新機軸の様な感じです。ギターソロも味わい深い。

7曲目のEasy Does Itは中近東的なアコースティックプレイからエレクトリックサウンドへ。カヴァーデイルのハイトーンのヴォーカルも素晴らしい。

8曲目Take a Look at Yourselfはシングルカットもされたパワーバラード。カヴァーデイルの歌を大フィーチャー。曲が素晴らしい。

9曲目Don't Leave Me This Wayはブルージーなナンバー。こんな曲は彼ら以外には出来ません。

8曲目Absolution Bluesは文句なく、イントロからリフ、サビ、ギターソロ全て完璧。90年代ツェッペリンの完全版と言った感じ。このアルバムのハイライト!

最後の10曲目、Whisper a Prayer for the Dyingはアルペジオ、リフ、シャウトが心地よく続くブルースロック。

2人の巨匠

このアルバムは本当に良くできている。

ジミー・ペイジも素晴らしいが、やる気満々のジミー・ペイジを引き出したデイビッド・カヴァーデイルに拍手を送りたい。

本当に一度聴いてみて下さい。

レッド・ツェッペリンの入門アルバムと

してももってこいです。