message in a bottle

大好きなラジオ、音楽、街、スポーツ、家族の事。 そして自分の忘れたくない事を綴ります。

MENU

吃音(きつおん)②

私は吃音を持っています。

吃音とは、言葉が出にくい、俗に言う”どもり”と言うやつです。

吃音で困っている人、お子さんの吃音で悩んでいる人の小さなヒントになればと思い、私の体験や症状、自分なりの対処を綴ります。

吃音と電話

私は働き出してから電話で話したりする事が増えました。

吃音を持つ私にとって電話は苦手です。

第一声が出ない事があるのです。

昔はナンバーディスプレイが無かったので電話を切ってしまったり、また、イタズラ電話と思われ切られたりした事もありました。

吃音とはいえ、相手にとても失礼な事でしたが、そうするしか無かったのです。

ですから、電話が嫌で仕方がない時期もありました。

発見

私は大人になってからある事に気がついたのです。話し始めの言葉のはじめに、意識的に「あっ」と言うのをつけくわえて話すと、割とスムーズに話せるのでさす。

「あっ、こんにちわ。」とか、「あっ、いつもお世話になっています。」という感じで「あっ」を付けるのです。

私だけかもしれませんが、「あっ」を付ける事で吃音が相当マシになりました。

ただ、これは私だけかもしれませんし、何の根拠もありません。

でも、吃音で困っている人はぜひ試して欲しいです。

吃音の不思議

私は歌う時は吃音は出ません。

何故だか分かりませんが100%大丈夫なのです。

私の勝手な推測ですが、話すのと歌うのでは、使用する脳の場所が違うからなのではと思います。

と、言う事は、話すのに使う脳の部分に何か問題が有るのではと、思うのです。

ただ、何の科学的な根拠もありませんよ!

私の勝手な推測です。

遺伝は関係あるのか?

私は無関係では無いと思います。

何故なら、私の息子も吃音なのです。

ですから二人で話すとお互い吃音の応酬になり、私も息子も思わず笑ってしまう事もあります。

笑い事では無いのですが。

息子もやはり、友達に真似をされたりするのがつらい様です。

大切なのは…

私は吃音で悩む事もありましたが、吃音で友達を無くしたり、仕事で不遇な扱いをされたりという事はありませんでした。

恥ずかしい思いは多々ありますが。

なので、しっかりと自分の吃音を受け止めて生きて行く事が大切だと思います。

科学的な解明

ただ、生活に余り影響が無いとはいえ、科学的な解明の研究はして欲しいです。

吃音は無いに越した事はありませんから。

吃音のためにつらい思いをする人がいるのは悲し事ですし。

 

決してタブー視する事があってはならないと思います。

吃音は、その人には何の落ち度も無いし、吃音を気にして鬱ぎ込む事の無い事を願います。

また、吃音の人が側にいるならば、吃音が出ても気にしないであげて下さい。