message in a bottle

大好きなラジオ、音楽、街、スポーツ、家族の事。 そして自分の忘れたくない事を綴ります。

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小林麻央さんの死に思う事

昨日、アナウンサーの小林麻央さんが亡くなりました。

小林麻央さんの闘病生活

自ら乳がんでステージⅣという事を公表して治療を続けていた小林麻央さん。

どの様な治療をされていたか、詳しくはわかりませんが、おそらく、外科手術をして、抗がん剤治療、ホルモン療法という具合だと思います。

その治療と並行してブログの更新を続けておられました。

マスコミ報道で知る限りは、明るく、前向きに気丈に振る舞っておられる様でした。

しかし、私の勝手な想像ですが、ブログ上ではある意味、自分を演じられていたのでは無いかと思うのです。

悪い意味では無いですよ。

私の嫁さんも7年前に乳がんの手術、治療を受けました。

幸いにもリンパ節に転移が無かったので、抗がん剤治療はしませんでした。

しかし、ホルモン療法が精神的に辛くてかなり参っていました。

小林麻央さんも本当は辛かったのではと思います。

それでも気丈に振る舞う事が出来たのは家族全員のサポートの賜物かも知れません。

よく有名税という言い方で有名人にプライバシーは無いなどと言われたりしますが、もし、その事で気丈に振る舞わざるを得なかったとしたら気の毒でなりません。

旦那さんの市川海老蔵さんも何度も取材の自粛を訴えていたのですから。

心のケア

がんの治療は肉体的にもしんどいですが、ステージに関わらず精神的に辛いものです。

前を向きたいけど、現実も受け止めなければならない。

ベストな選択を求めて、がんについて勉強すれば 圧倒的な現実が待ち受けている時もあります。

私の嫁さんは気持ちの落ち込む日が多かったです。

私にも出来ること

医療は日々進歩しているので、肉体的な治療は医療に任せて、家族は心のケアを考える事が大切かなと、今更ながら感じています。

思い返せば、私は前向きに頑張ろうという事を嫁さんに押し付けてばかりで、嫁さんの気持ちに寄り添うという様な事が出来ていませんでした。

反省ばかりです。

がんと時間

がんは宣告を受けてもすぐに命を落とす病ではありません。

ある程度の時間はあります。

市川海老蔵さんは小林麻央さんの時間を有意義に捉えて過ごして来られた様に感じます。

がんを患っている方にとってその時間はかけがえのないものでしょうから。

多くの人が”がん”になる時代

今や日本人のがんになるリスクは二人に一人とも言われています。

小林麻央さんの闘病をきっかけに多くの人ががんについて考えて、理解を深めることが出来ればと思います。

 

若くして亡くなられた小林麻央さんのご冥福をお祈りします。