鈴鹿峠旧道 時が止まっている様な道②
旧道を観察していると、滋賀県側から峠を下って来た時に見える”いい感じ”の端が見えるのを思い出しました。
旧道では無く、廃道。
旧道から国道1号線を越えて上り線と下り線を結ぶランプウェイに入るとその橋が見えてきました。
橋の方には車両が入れないようにバリケードが設置されているので、バリケード前にバイクを停めて徒歩で観察しに行きました。
車両が入れないので、もはや旧道ではなく廃道です。
”いい感じ”の橋
アスファルトがかなり劣化していて小石がたくさん転がっています。
第一鈴鹿橋?
おそらく第一鈴鹿橋と書かれているものと思われます。
字が達筆なのか、雑なのか。
なんと大正15年!
この橋はなんと大正15年に設置されたようです。
90年以上前からこの場所にあって、行き交う人々や車をずっと見ていたのでしょう。ロマンを感じてしまいます。
さすが国道1号線
私は古くからある道は狭いと言うイメージを持っていたのですがこの橋の辺りはものすごく広いです。
やはり当時の日本の大動脈、国道1号線はさすがです。
劣化というか風化というか
鉄製のガードレールが設置されているのですがその内側のコンクリート製の柵は今にも崩れ落ちいそうな状態で放置されています。
やはりコンクリート自体が劣化しているのでしょうか。
それともコンクリートから砂に帰ろうとしているのでしょうか。
風化と言ったほうが適切なようにも思います。
毎日通っているのに…
私は 十数年毎日この鈴鹿峠を通っているのですがこんな時が止まったような風景があったなんて全く知りませんでした。
もっと早く知っておけばもっとコンディションの良い状態の第一鈴鹿橋や40高中を見れたかと思うとちょっと悔しいです。
もしかしたら毎日通っていても気づかないものがまだまだあるのかもしれません。
私はABCラジオ「おはようパーソナリティー道上洋三です」の道上洋三さんが歌っていた歌を思い出しました。
♪〜見えるものの隣には、見えないものが微笑み、気づくものの隣には、気づかないものがある〜♪