AMラジオの女性パーソナリティーが面白い
最近、AMラジオ番組のメインパーソナリティーとして活躍する女性パーソナリティーが増えています。
また、メインパーソナリティを上回りそうな存在感をを放つアシスタントの女性パーソナリティーも増えているような気がします。
男性主役の朝のワイド番組を変えた女子アナウンサー
今、MBSラジオの朝のワイド番組と言えば「子守康範 朝からてんコモリ」ですが、その前はMBSアナウンサーの水野晶子さんがメインパーソナリティーを務める「はやみみラジオ!水野晶子です」が放送されていました。
メインが水野晶子さん、アシスタントが桂かい枝さん、お天気情報が南利幸さん、川柳や雑学のコーナーでは近藤勝重さんというとても豪華で知的でユーモアの溢れる出演者で放送されていました。
番組内容は長年「諸口あきらのイブニングレーダー」に出演していた水野晶子さんらしい弱者の視点に立った報道番組でした。
世の中の矛盾や割り切れないことをはっきりと伝える一方、桂かい枝さんや近藤勝重さんとのユーモア溢れるやりとりが聴きどころでした。
私が思うには、この番組がこれまで男性目線中心だった朝のワイド番組を変えた歴史的な番組だと思います。
松井愛のすこ〜し愛して
今関西のラジオで朝からお昼のワイド番組といえば ABCラジオの三代澤アナの”ドキハキ”とこの”すこ〜し愛して”ではないでしょうか。
松井愛アナウンサーは早朝の「モーニングミックス」と言う番組を当初担当していたのですが 1時間の番組で非常に内容の濃い早朝としては珍しくトーク中心の番組でした。
その後、ナイターオフの金曜日に”すこ〜し愛して”がスタートして、現在の月曜から金曜のレギュラー番組として定着しました。
とにかく毒舌トークが面白く、楽しい話題を積極的に取り上げてくれるので非常に楽しい気分になります。
最近よくテレビで見かける「尼神インター」この番組がきっかけで人気者になったのだと思います。
関西のラジオに新たな風を吹き込んだのがこの番組だと思います。
松井愛さんを抜擢したMBSラジオに拍手を送りたいです。
武田和歌子のぴたっと
午後3時になるとABCラジオでは「武田和歌子のぴたっと」が始まります。
この番組がスタートした当初、武田和歌子アナウンサーのお腹の中には赤ちゃんがいました。私はこの番組は大丈夫か?と当初心配になりましたが、見事に出産そして産休を経て番組に戻ってこられました。番組開始時点でお腹に赤ちゃんがいるラジオパーソナリティーなんて間違いなく史上初だと思います。そして快挙だと思います。
結構お馬鹿なトークを展開したりもするのですが、時折、これだけは伝えなければならないと言う感じで真面目なトークが展開されることもあります。
プロ野球の試合前の情報までしっかりと伝えてくれます。
小島慶子キラ☆キラ
東京のTBSラジオでは以前小島慶子さんが”キラ☆キラ”という番組をされていました。
私は小島慶子さんと言うと、”アクセス”と言う番組での田中康夫さんとのコンビが非常に印象深かったので、バラエティー色の強いこの番組は意外でした。
けっこうな下ネタトークもされていてちょっとビックリでしたが、その後”オールナイトニッポンgold ”を聞いていると”キラ☆キラ”の下ネタはまだまだ序の口だったことに気づかされました。
しかしこの番組は放送局との方向性の違いで終了と言うことになってしまいました。非常に残念でした。
たまむすび。
”キラ☆キラ”の終了後、赤江珠緒さんの”たまむすび”がスタートしました。
番組の枠自体は”キラ☆キラ”と同じような感じでしたが、赤江珠緒さんの天然すぎるキャラクターが非常に印象深く、東京のラジオ番組とは思えない関西テイストの番組でした。
それもそのはずで、赤江珠緒さんは元ABCのアナウンサーです。やはりABCラジオイズムのようなものが染み込んでいるのだと感心しました。
今は産休で休んでおられるのですがぜひ武田和歌子さんのように元気に戻ってきてほしいです。
アシスタントが男性?
ここまでで取り上げた番組では男性がアシスタントの役割を担っています。
もう女性がアシスタントという時代は古いのでしょうか。
いやそんな事はありません。
アシスタントには、アシスタントのプロフェッショナルと言うような方もいます。
私がこの人はすばらしいと思うのは豊島美雪さんです。
メインパーソナリティーとしてやっておられた時期もありますが、アシスタント職人といってもいいような存在のように思います。
川村龍一さんとのコンビは最高でした。
今でもビートルズのフロム・ミー・トゥ・ユーを聴くと「おはよう川村龍一です」を思い出します。
結論、男性でも女性でも面白い人がやれば面白い
FMラジオには以前から女性DJは数多くいます。しかしAMラジオになるとアシスタントになってしまうケースが多かったように思います。
前述した女性パーソナリティーはその部分をある意味ブレイクスルーした存在だと思います。
結局のところラジオは面白い人がやれば面白いのです。今後も AMラジオの女性パーソナリティーは増えるでしょう。私は大歓迎です。